レポート

PIECEプログラミングモジュールの体験・演習を行いました

2020年度から、新しい学習指導要領が小学校で全面実施されました。
この指導要領では、各学校でプログラミング教育に取り組むことが示されています。

エレキットは様々なプログラミング商品を開発していますが、その中でもPIECEシリーズが教育向けとして非常に人気です。
最近発売したPIECEプログラミングモジュール(ZZ-04)を福岡県へ提案し、小学校の先生方へ講習する機会が設けられました。

福岡県小学校プログラミング教育中核教員研修で実施された
「プログラミング教育推進のためのICT活用、プログラミング教育実践事例について」の講義・演習の模様をご覧ください。

 

研修では福岡県下(北九州市、福岡市を除く)の小学校の先生方へ
弊社のPIECEをの他に、MESH、プログラミングスイッチ、プログル算数などのプログラミング教材が紹介されました。

(PIECE本体とLIGHTセンサー)

先生方がPIECEを体験する時間は30分しかありません。
理科の授業ではお馴染みの、電気の効率的な利用を考えてプログラミングを行うというテーマを用います。

まずは練習をかねて、3つのLEDを順番に点灯させるプログラムをパソコンで作成。
プログラムをPIECEに書き込み、動作を確認します。
続けて繰り返し処理を使った点滅動作や、ボタンを使った条件分岐動作を練習します。

 

「赤色LEDを0.5秒ずつ点滅させるプログラム例」

プログラミングソフト「PaletteIDE」の操作や、作成したプログラムをPIECEに書き込むフローなどを充分体験したところで、
発展問題のLight(明るさ)センサーを使ったセンサーライトや、もっと便利なライトに工夫する方法を考えることに挑戦してもらいました。

「暗くなったら自動で点灯するライト。明るい時は消灯し、正常に動作していることが視認できるようインジケーターとして赤色LEDが点滅するプログラム例」

ソフトの説明、PIECEモジュールの説明、実際のプログラミングから発展問題まで。30分で行うには結構なボリュームでした。
かなり駆け足とはなったのですが、全ての回をノントラブルで進めることができたこともあり、
先生のみなさまにPIECEの使いやすさを体験していただけたと思います。

ある回の帰り際に先生から

『この教材は短時間で操作に習熟でき、本来のプログラミングを考える時間をとれそうである点がよい。
PaletteIDEはChromeに対応していないようだが、当校のパソコンルームにあるパソコンを利用して児童に触らせてみたい。』

との言葉を頂きました。
PIECEは操作に習熟するための時間を限りなく少なくすることがコンセプトですので、この先生の言葉をとてもうれしく感じました。

GIGAスクール構想(ICT環境整備に伴う創造性を育む教育方針)のもと、今年から小学校には高速通信回線や、一人一台の端末が用意されています。
授業での教科書や発表、演習ツールとしての利用にとどまらず、出欠確認、連絡、レポート提出、自宅学習と幅広く使えるツールとして児童たちが利用することになります。
これからの子供たちは、身の回りのデジタルデバイスをペンや消しゴムといった身近な文房具のように、なんの気負いもなく使っていくことになるのだと思います。

それを教え指導していく先生方は、これからより一層大変になるでしょう。
PIECEは児童たちにとって学びやすい教材であるとともに、先生方の負担を軽減できる教材でありたいと思います。

 

PIECEを使った授業やワークショップについてのご相談は、エレキットのお問い合わせページで受け付けております。
こちらからお気軽にご連絡ください。
https://www.elekit.co.jp/business/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください