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金メッキの落とし穴

まいど、開発部のフヂです。
先日、公園にフヂの花見に行きました。年々花期が早くなり温暖化が確実に進んでいるのを感じます。エレキットもエコロジーに貢献できるキットを開発していかねば。

大フヂ公園

それはさておき…
「どうも最近、自宅のオーディオの片側の音量が小さい気がする」ということがありました。良く調べてみると、CDプレーヤー~アンプの間をつないでいるピンコードがおかしいみたいなのですが、内部断線しがちなコードの付け根あたりをグリグリとか、引っ張ってみても良くも悪くもならない… 金メッキプラグなのに接触不良?と磨いてみても同じ。テスターで導通チェックすると数十kΩという、完全な断線でもないイヤラシイ状態です。「ひょっとすると」と、プラグのプラスチックモールド部分を慎重に削っていき、コードの心線~金具(ピン)間にテスターを当てると、しっかりつながっているのに数十Ωあり、不具合箇所はココでした。このケーブルは、コード~金具の接続はハンダ付けではなく、カシメ(金具をつぶしてしっかり固定する)方式でした。(その時は撮影していないので画像ありません、ゴメンナサイ) プラグやジャックの金具が金メッキだと安心できそうですが、実は落とし穴が。
高校の化学で「金属の種類によってイオン化傾向が異なる」なんてことを習ったような気がします。要するに他の物質との化学反応しやすさとか錆びやすさが異なるのだと思います。違う金属を接触させると、その間が一種の電池のような状態になってごくわずかな電圧が発生(接触電位差というらしい)するので、微弱信号ではそれも考慮しないといけません。
実は、もっと厄介な問題があって流す電流の方向によって酸化物(?)が発生して接触不良になるのです。ステンレスなら錆びないからとスイッチの接点に使うと、相手が銅にニッケルメッキだったので、使っているうちにステンレス側に黒いサビのようなものが付着してついには通電しなくなり、両方同じ材質にしたらに変えたら発生しなくなったということがありました。また、電池金具を金メッキしてみると、金メッキ側に白っぽい膜ができてすぐに接触不良が起きます。どうも錆びにくい金属側に相手の金属の酸化物(?)が付着するようなのです。(化学に詳しい方、教えて下さい!) 今回のケーブルも、金具の金メッキにコードの銅をカシメてあるので、何年か使っているうちに接触不良になったものだと思います。金鍍金プラグイメージ                                            何でもかんでも金メッキをすれば良いわけではなく、落とし穴に注意しましょう、というお話しでした! ちなみに、それ以降いくつかのピンコードを削ってみましたが、たいていの物は内部はハンダ付けのようです。なので、豚インフルエンザ同様、過剰な反応は避けて冷静に行動しましょう(笑)。

2 thoughts on “金メッキの落とし穴

  1. かしめ部分でそんなことが起こるのですね。勉強になりました。我が家のコードも怪しいものがありそうな気がします。

  2. エレキットもめっきがはげて、内容に深みの感じられない、形だけの、安かろう悪かろう商品にならないよう、がんばってください。子供向けには簡単そうに見えてもおくが深いもの。でも、そういう商品は開発を手がける企業・担当者が日ごろから大いに楽しみ、深く苦しまないと、出来るものではありませんよね?

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