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電子工作キットの王道を発売

ELEKITの人気商品のひとつに「パワーアンプ」があります。 ELEKITのパワーアンプには真空管を使用したケース付きのパワーアンプや、ICを使用した基板タイプのパワーアンプなど、いろいろな種類があります。今年の夏には新たな基板タイプのICパワーアンプを2機種発売する予定です。

パワーアンプといえば、ラジオと並び電子工作キットの王道ではないでしょうか。そのため、色々なキットメーカーから様々な工夫がされたアンプキットが発売されています。そんな激戦区の商品ですから、ELEKITのパワーアンプもお客様が満足していただける商品にすべく、いろいろな工夫をして使いやすく、また特徴のある商品に仕上げました。

今回のパワーアンプを設計するに当り、最初に取り組んだのは「使いやすいアンプとはなにか?」を考えることからスタートしました。近隣の販売店に意見を聞きに行ったりして、お客様が求めているものの情報なども集めました。

基板の大きさは? 使用するICは? ステレオ? モノラル?
ボリュームは? 電源は? 出力電力は? などなど・・・・

多岐の項目にわたり検討を重ね、仕様を決めたら設計着手です。が、今回のアンプでは使用するICの候補を1つに絞りきれなかったのです。ですから、いくつかのICのサンプルを入手して、それぞれ基板を設計し、実際に特性などを測定しながらベストなICを選ぶことにしました。

使用するICや回路がある程度決まった時点で、技術ミーティングという会議を開きます。これは、設計したモノを開発部内全員で、改善点や問題点が無いかを検討します。

これらの作業を繰り返し、やっと商品を発売目前までこぎつけることができました。

今回発売する2機種のアンプの特徴は、それぞれ次の通りです。

ベビー・アンプ(PS-3238) 1,260円(税込み)
PS-3238.jpg

  • 電源電圧が1.8V~15Vと幅広い。
  • 消費電流が少なく、乾電池で使用できる。(単3×2本でOK!)
  • 基板上のジャンパー線の設定で、1台でステレオ、モノラルどちらのアンプでも使用できる。
  • 8Ωスピーカーで電源電圧9V、ステレオ構成のとき、最大950mW+950mWの出力。
  • 基板上に音量調節ボリューム搭載。

ミニ・アンプ(PS-3239) 1,680円(税込み)
PS-3239.jpg

  • 電源電圧が3V~15Vと幅広い
  • 基板上のジャンパー線の設定で、1台でステレオ、モノラルどちらのアンプでも使用できる。
  • 8Ωスピーカーで電源電圧12V、ステレオ構成のとき、最大2.4W+2.4Wの出力。
  • 基板サイズが50mm×50mmと小型で、機器組み込みに最適。
  • 基板上に音量調節ボリューム搭載。

また、ELEKITのホームページにはそれぞれの専用ページを設け、このアンプを使用した工作例や、アンプをケースに組み込む時の配線セオリーなど、役に立つ追加情報を掲載する予定です。

さて、発売までもう少しだ。みなさん、おたのしみに!

3 thoughts on “電子工作キットの王道を発売

  1. 確かに王道ですね。ちょうど持ち運べるヘッドフォン用のアンプが欲しいと思っていたのですがボリュームはステレオに対応してるのかなぁ?

  2. たむらさん

    コメントありがとうございます。
    このアンプは、基板サイズが50mm x 50mmと小さいので、小型のアンプを作るのにぴったりだと思いますよ。
    基板上のボリュームは、もちろんステレオ、モノラルの両方に対応しています。
    WEBでも、このアンプを使用した製作記事を掲載する予定です。おたのしみに!
    発売までもうしばらくお待ちください。

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