開発よもやま話

[開発よもやま話] おとなりくん開発秘話

 こんにちは。開発部の「う」です。
私が開発を担当した商品には、最近発売となりました「おとなりくん(TK-735)」があります。この商品は基板に2つのスピーカとパワーアンプを備え、ポータブルオーディオプレーヤーなどの音をスピーカで鳴らしてみんなで楽しもうというものです。
img_view.png  TK-735_connect.jpg

商品の構成は前述したようにとてもオーソドックスなものですが、商品化に至るまでには色々な苦労がありました。
最初に試作したものは、基板が大きくなりすぎて不格好なものになってしまいました。そのため、基板を小さくして、カッコ良くしようと思い、電池ボックスが占めるスペースも小さくするために、単3乾電池2本仕様にしました。しかし、更に問題発生!電源電圧が低いため、ちょっと音を大きくすると音が割れてしまったのです。こんな感じで試作を繰り返すこと数回。やっと商品に近い形となりました。
試作品を社内でお披露目したときに、営業担当のS氏が「左右のスピーカを分離できるようにしたらいいよね~。スピーカの後ろにトイレットペーパーの筒を付けたらもっといい音になるかも!」とアイデアが! 早速いただきです! 左右のスピーカは基板のミシン目で分割することで、分離独立できるようにし、トイレットペーパーのアイデアは、説明書の実験コーナーに載せました。
DSC08845.JPG

こうして商品の細かい部分が決まっていくのですが、最後に頭を悩ませるのが商品のネーミングです。
「おとなりくん」という名前が決まるまでは色々なネーミングの候補が出てきました。例えば、ステレオスピーカなので「ステレオくん」とか、スピーカを2コ搭載しているので「にこスピくん」など、いくつものアイデアが出てきました。
最終的には「音」が「鳴る」のということで、最も商品の機能などをうまく表しているということで、「おとなりくん」に決定しました。
ひとつの商品を作るためには、たくさんのアイデアを集結して、どうすればたくさん売れて、買ってくれたユーザーのみなさんに満足して頂けるかを考えながら作っています。だから、商品が売れたときの喜びは何ものにも変えられませんね!

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