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設計する時の「友」!

ども。開発部の「う」です。

エレキットの開発には色々な知識が必要です。
電子回路のこと、メカのことなどの技術的な知識はもちろんのこと、最近はやっていることや経済的な動きなど、いろんな情報を吟味して商品を開発していきます。
全てのことが頭の中に入っていればいいのですが、残念ながらそんな性能の良い記憶装置(脳ミソ)は持ち合わせておりません(^_^;)

流行や経済などは、新聞や雑誌、WEBの情報、お客様の声などからつかんでいくしかありませんが、技術的な知識を得るには「技術書」の力を借りることがよくあります。

そこで、今回は設計する時の「友」というべき、私のよく使う技術書をご紹介します。

・電子回路設計の本たち!


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トランジスタ回路の基礎的な解説を中心に、とても分かり易く解説してあります。
トランジスタを使用した電子回路(特にアナログ回路)では、必読の一冊です!

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「トランジスタ技術」っていう月刊誌をご存じですか?
毎月色々な特集記事や連載記事がてんこ盛りで、とってもおもしろい(?)本です。

そのトランジスタ技術の特集などを集めて一冊にまとめたものが「トランジスタ技術SPECIAL」です。
電子回路初心者向けのものからかなり高度な内容まで、幅広く網羅されています。

左の写真は「C-MOS IC」を特集したもので、20年ほど前に買ったものです。
とってもお世話になった一冊です。(ちなみにこの特集号は絶版のようです・・・)


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この「パルス回路の考え方」という本は、私の大学時代の教科書でした。
発信回路などの仕組みなどが詳しく解説してあります。

この本、実は一度無くしてしまい、去年新たに購入したんです。
ネットで色々探し回って、古本で売りに出されていたものを見つけてGETしました!


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これは「C-MOS IC規格表」です。C-MOSと呼ばれるICの使い方や電気的な仕様などが全て記載してある本です。

左上の数字「’88」が見えますか?
そう、1988年に購入したものです。
使いすぎてボロボロです。

最近はC-MOS IC(ロジックIC)の多くが生産されなくなっています。
2009年度版の最新のものは「汎用ロジック・デバイス規格表」という名前になっています。

このほかにも「OP(オペ)アンプ規格表」や「トランジスタ規格表&互換表」などがあり、設計する際にあると、とても便利です。

 

・メカ設計の本

 CIMG5963 この本は「メカニズムの事典」です。
メカの元になる色々な仕組み(機構)がイラスト入りで解説してあります。
ふだん目にしないようなメカの仕組みなども解説してあり、見ているだけでも楽しい一冊です。

ちなみに私はこの本の中に書かれている「ゼネバストップ」という仕組みが気に入ってます!
ゼネバストップは、映画の映写機のフィルム送り装置などに使用されている機構です。

 CIMG5969 その名もズバリ「歯車」という本です。
エレキットのロボット工作シリーズには欠かせない「ギア」について解説してある本です。
ギアの形や力の伝わりかた、ギアを使用する場合の設計方法など、ギア機構を設計をする時の必読書です。

 

世の中の技術は日々進歩しています。
しかしその技術の基本となる部分は昔から変わら内部分も多くあります。
そんな技術の知恵を教えてくれる「本」は、設計する上でかけがえのないものです。

みなさんにも、「この本はおすすめ!」という一冊があるのではないでしょうか?
ぜひ、コメントに投稿して教えてくださいね!

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