今日から2012年の営業を開始いたしております。
改めて、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中はエレキットをご愛顧賜り、誠に有り難うございました。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
※取引先へお送りしている年賀状です。
昨年は社長交代やTU-H80の新発売など、「新しい」ことへの取り組みに向けて走り出したそんな年でした。また、シェイミ(現在、産休中)が無事に女児を出産し、まっちんがめでたく新妻となり、久々に慶事が続いた状態で2011年を締めくくることができました。
個人的には2011年3月11日に東京で地震に遭い、人の温かさと自分が恵まれていることへの感謝を強く感じた年でもありました。
実は、私、災害に遭うのは3度目で、1度目は1983年(昭和58年)7月、山陰地方を襲った集中豪雨で自宅が床上浸水、友人宅も土砂崩れで全壊など、地域へのダメージが大きい水害でした。この時は、買ったばかりのピアノが浸かり、私の心も折れました。
2度目は2005年(平成17年)3月、福岡西方沖地震で、会社に向かって自宅前を歩いていたところグラグラっと揺れ、前のマンションから植木鉢が降ってきて恐怖を感じました。ですが、こちらは被害もなく、すぐに普通に生活ができました。
3度目は前述の東日本大震災。ちょうど秋葉原で商談中で、「とにかく逃げてー!」と言われ、慌てて路上に飛び出し、訳も分からない状態で途方に暮れていました。幸い、商談していた取引先に保護(?!)され、食事も水もトイレも確保でき、翌日、無事に福岡へ帰還いたしました。
13歳で経験した水害の恐ろしさは社会人になっても忘れられず、ちょっと雨が多く降っただけでドキドキし、雨の日を普通に過ごせるまで時間がかかったものでした。当時の私は特に趣味もなく、没頭して何かを忘れるということができれば、また雨の日の過し方も違ったのかも知れません。
大げさかもしれませんが、最近、特に東日本大震災以降、エレキットは「辛いことも忘れられるくらい没頭できる」可能性を含んでいる・・と感じています。私には大したことは出来ませんが、エレキットには傷ついた心を癒し、ぽっかり開いた大きな穴を埋められる力があるような気がします。
今年は、心のこもったエレキットがひとつでもお届けできれば、そして、一人でも傷ついた心が癒せれば・・と考えながら、エレキットの社員だからこそできる「私にもできること」をしていきたいと思います。
皆様、今年もエレキットをよろしくお願いいたします。