みなさん、こんにちは!
1月末に飯塚市の片島小学校、飯塚小学校の2校でプログラミング授業を実施しました。2022年より始まった同市での授業も今年で3年目。今回も2年生、合計127名の生徒がPIECEを使ったプログラミング授業を体験しました。当日は飯塚片島まちづくり協議会の皆様、九工大情報教育支援士の皆様にも手伝って頂き楽しい授業となりました。
PIECEは単機能の電子ブロックをつないで1つの目的の装置をつくることができるものです。例えば入力ブロックにボタン、出力にライトをつなげば、ボタンを押すと光る装置に、入力を音センサーに代えれば音に反応して光る装置になるといった具合です。
授業では、「朝になったら起こしてくれる装置をつくろう」という感じのお題を出します。子供たちは何のセンサーを使ったら「朝」になったことが分かるだろうか、どの出力をつかえば「起きる」ことができるだろうかと考えて、ブロックをつないで試行錯誤します。
PIECEに触りだした最初のうちは、まわりの様子を見ながら先生の回答を待って、ブロックをつないで動かしているのですが、慣れてきた後半ではちょっと難しいお題でも、どんどんブロックをつないでオリジナルの装置をつくりだします。
子供たちに話を聞くと、その装置は色々なストーリーを考えて作っていることが分かります。お父さんが暗い廊下で困っているから、食事中お母さんから妹がいつもマナーについて注意されているから、この出力で知らせてあげるんだ!といった感じです。みんな、ちゃんと日常の課題を感じているんだなあと思います。
授業の後で子供たちから感想を伝えてもらいました。「身の回りの装置をいろいろ探してみたい!」「お家に持って帰って家でも装置をつくりたい!」「(高学年で習う)プログラミングが楽しみになった!」などなど。
少しでも子供たちの論理的思考の成長に役に立てたのではないかと感じています。