4月29日、30日にフジヤエービック様主催の「ヘッドホン祭2017春」に出展してきました。
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今回、ヘッドホン祭のために用意した機種はTU-8200、TU-8150 、TU-H82、TU-HP01 ヘッドホンが接続できる機種はすべて用意。
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初日の開場は11時、9時に会場に入りブースの準備。
開場を待てない方が開場1時間以上前から大勢並ばれていたようです。
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今回はTU-8150 の2パターン、デフォルトの真空管6005W(6AQ5)を搭載したものと、真空管のサイズが違う6V6を搭載した2つのモデルを展示、さらに入力部のオペアンプの交換で音の違いを楽しんでもらおう、という趣向。また、TU-HP01はオペアンプの違う5機を準備。
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開場からしばらくするとエレキットブースにも大勢の方が試聴に来られ、終日ほぼ途切れることがありませんでした。
ポタアンのTU-HP01は発売されて結構時間がたっているにも関わらず、今でも人気があるのには驚き。今回も多くの方にオペアンプの音の違いを楽しんでもらいました。
TU-8200、8150などの試聴を希望される方も今までにも増して多く、特に若い方が真空管アンプに興味を持ち始めているように感じます。真空管の音を聴いたことのない多くの方に真空管サウンドの心地よさを体験していただき、購入を検討される方も数名おられました。「ヘッドホン祭」は多くのエレキットファンの方とお会いすることができ、私としてはとても楽しいイベントです。
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今回ブースに来られた方で特に印象に残った方を、数名ご紹介します。
先日廃版となってしまったTU-HP02のファンだ、と言われご自分のTU-HP02を見せながら、お気に入りの音について熱く語られていったHP02ユーザーのお二人。
最初にTU-8200を買ったことで真空管アンプにのめりこんでしまい、その後、TU-8340、TU-8150と買い続けている方、これからももっとのめりこんでください、とエールを送りました。
それと数回前の「ヘッドホン祭」に来られた外国人のマリオさん。
HIFIMANのHE1000(このヘッドホンは平面駆動のものでドライブできるアンプが少ないようです。)をお使いでHE1000をしっかりドライブできるアンプを探されていた時にTU-8200と巡り合い、すぐに購入を決められた方で、近況の報告に来られました。今は真空管をKT88に替えて使っているがこの真空管も音がいいので聞いてみろ、とGOLD LIONのKT66を半日おいていかれました。聴いてみると音の前後関係が分かるようで本当に良い真空管でした。半日借りていましたので、その間ブースに来られた方にも6L6GCと差し替えて聴き比べをしてもらい、真空管の違いによる音の変化を楽しんでもらいました。
マリオさん、ありがとうございました!
真空管アンプの音は半導体アンプとは違い、入力された音に余分なものがくっついてくるのです。このくっついてきたものは「ひずみ」なのですが、悪い「ひずみ」ではなく、音の世界では倍音と呼ばれる二次高調波で、耳、体に心地よいものとして受け入れられているのです。
これからも多くのオーディオイベントに参加したいと思っていますので、半導体アンプでは味わえない真空管の素晴らしい音を是非聴きに来てください。エレキットの新製品の情報・イベント出展の情報は下記SNSで随時発信しています。ぜひチェックしてくださいね!
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