工作をするためには色々な道具が必要です。はんだ付けするためには「はんだごて」や「こて台」など、またメカ工作には「ドライバー」や「ラジオペンチ」などが必要になります。
しかし、皆さんの身の回りのものが意外と役に立つ道具になることがあります。どのようなものが便利な道具になるか、その使い方も一緒に説明しましょう。
・ 洗濯ばさみ
洗濯ばさみは意外と使い勝手の良い道具になります。たとえば、コードをはんだメッキするとき、利き手にはんだごて、反対の手にはんだを持つとコードを持ちたいのに手が足らなくなってしまいます。そこで洗濯ばさみの出番です。写真のように洗濯ばさみでコードをはさんで固定すると、コードのはんだメッキがとってもやりやすくなります。
このほかにも、部品の足にコードをはんだ付けしたいときなどにも大活躍します。
・ 針金とぬれぞうきん
はんだごてを使うときに欠かせないのがはんだごて台です。こて台がないと熱くなったはんだごてを不用意にテーブルに置いて、テーブルを焦がしてしまった・・・なんてことになりかねません。しかし、市販のこて台はけっこう高くて、おこづかいでは買えなかったりします。はんだごてに付属するものもありますが、なかなか使い勝手の良いものはありません。そこで、針金を使って、じぶんでこて台を作ってしまいましょう。少し太めの針金を曲げて、はんだごてが置けるようにします。針金だけでは倒れてしまったりすると危ないので、クッキーの空き缶のふたなどを利用します。さらに、濡れたぞうきんを中に敷けば、こて先クリーナー付きの立派なこて台のできあがりです。
針金で作ったこて台とぬれぞうきん。カンのふたの上に置いて使います。
こて台は、ぐらぐらしないように固定しましょう。
・ つめ切り
メカ工作で、プラスチックの部品をランナー(プラスチックの枠)から切り離すとき、ニッパーを使います。ランナーから切り取った後の部品は、よぶんな出っぱりが残っていることがあるので、これをきれいに取りのぞかないと組み立てるときにじゃまになって、うまく組み立てられないことがあります。そこで、よぶんな出っぱりを切り取るときにつめ切りの登場です。つめ切りはつめを切るために丸くなっていますので、曲面の出っぱりも切り取ることができます。
ただし、つめ切りを使うときは、おうちの人に許可をもらってからにしてください。また、プラスチックを切ったつめ切りでつめを切らないようにしましょう。プラスチックを切ると、つめ切りの切れ味が落ちてしまう場合があるので、そうなってしまったつめ切りでつめを切ると、つめが割れたりしてけがをする場合がありますよ!!
このほかにも、「ぼくはこんなものを道具にしているよ!」とか、「わたしはこの道具をこんな風に使ってる!」というものがあったら、ぜひコメント欄に書いて送ってくださいね!
ボールペンやシャープペンで変なところについた半田を削り落したりしてます
シャープペンはペン先が金属のものがベストです