こんにちは。開発「M」です。
つい最近ですが、ひらめいたことがあり、「ちょっと試作してみよう。」と思い立ちました。ベースになる基板に、小さくてLEDがピカピカするものが欲しく、いろいろ物色していたところ、100円ショップに良い感じのピカピカするヤツを発見! 早速購入しました。ピカピカのタイミングがちょっと遅いので、分解して抵抗かコンデンサの値を変えればいいかな。などと考えて分解したところ・・・
やってくれました。ペンキを落としたような固まりがポツンとあるのみです。チップと思われます。そのチップにはLEDとスイッチと電源の端子しかありません。いわゆるCOB(シーオービー)=Chip On Board(チップオンボード)です。自分で改造できる場所なんて”まったく”ありません。がっくりです。
時代の流れでしょうか、最近はCOBが多くなりました。おもちゃや電気小物の中に昔ながらの抵抗やトランジスタの姿を見ることが減りました。電気回路を知るためには抵抗やトランジスタの単体の姿を知っている方が良いと思うのですが、実際のモノに使われていない今では、単体の電子部品は遠い存在になりつつあります。
ブラックボックス化が悪いとは思いません、ブラックボックスを組み合わせてさらに発展させる達人が現れ、機能を劇的に向上することもあるでしょう。それでもやはり基礎の基礎的な部分、「部品の形」をイメージできる方がよりよいと思います。
部品の足が曲がってショートしたり、抵抗の値を間違えて悩んだり、コンデンサがふくらんで動きが怪しくなったり、トランジスタが焦げてくさかったり・・・、などなどを経験することと、電気が分かってくるということは密接な関係があると思います。
ちょっと大げさですが電子回路に興味があったら、エレキットといわず、いろいろな電子部品の工作を、失敗を含めて楽しんで欲しいと思います。