こんにちは開発「M」です。今回は、今月初めに発売した「7セグ表示ボード(PS-3245)」についてのお話しです。
もう現物を見たよという方もいらっしゃるかもしれませんね。この製品はその名前の通り7セグメントのLED表示を、スイッチを押すごとに0から9までを1ずつ増減できます、増えている場合には9の次は0になります。つまり10進法で動作しています。来客カウンターや残日計などにはピッタリです。しかし時間を表示には10進法では不便な場合があります。時間を表示するには、0→1→2→3→4→5→0と動く6進法でないと不便ですよね。そこで実はこの製品には裏技があるのです。その技とは、ずばり「6進法で動かすモード。」です。
さて、その裏技の使い方ですが、マイコン(IC2)の3番ピンをLにすると10進法、Hにすると6進法で動くようになります。具体的には写真のように、基板の裏の配線の▲の部分をカットして、半円の部分をはんだで接続します。
このモードに設定して、分、秒の10の位に配置すれば、時間の表示にも対応できるようになります。
例えば3wayカウントダウンタイマー(PS-3244)と組み合わせれば、大きな表示のカウントダウンタイマーを作ることができそうです。
だから早速、3分カウントダウン表示器を作ってみました。
7セグで3分のカウントダウンを大きく表示するので、名付けて「73表示器」。
初期値などの設定をして、いざ、73表示器をスタートです!
3:00→2:59→2:58と順調に時間を減らしています。
どんどんカウントダウンが進みます・・・そして、最後の0:00です。
・・・・あれれ!?
カウントダウンが進んでいきます。そういえば今回の接続には、0:00になったときに停止するという回路は入れていませんので、カウントダウンが続けられてしまいますね。この辺りの回路は近いうちに作って搭載することにします。
0:00で止まらない点がややもの足りない感じですが、簡単な配線だけで73表示器のようなものがつくれてしまいます。これらの製品が皆さんの工作心を刺激できれば良いなと思っています。
お・ま・け
「パチーン!」
乾いた音が開発室に響きました。73表示器を組み立てて初めて通電した時にそれは起こりました。
トランジスタが見事にはじけています。
普段は見ることのないトランジスタの内臓(?)が見えてしまっています。電源の逆接続が原因でした。
電源の逆接続は、ほとんどの場合致命的な故障の原因になりますので特に注意が必要ですね。