こんにちは。初の理工系出身の総理大臣となった鳩山政権に、ものづくり振興やら科学教育やらひそかに期待をしている、開発部エンヂニヤのフヂであります。
エレキットHPに、英国のdezeen誌に紹介された二俣氏とのコラボのアンプ試作品のニュースがアップされていますが、開発部では、すぐには商品化が難しいものも含めてまだまだオープンにできない水面下のプロジェクト(笑)を各担当者が複数暖めています。そのうち妙なエレキット商品が続々(or ボチボチ)発売されるやも知れませんよ。
それはさておき、発売が来月(11月)に迫った300Bアンプ”TU-LAB”(TU-8300)、久々のフルモデルチェンジなので組立説明書もイチから作らねばなりませんので、いま必死に原稿を作成しているところです。 ニュースリリースの通り、TU-8300では色々と新しい試みをしています。 「邪道だ」とののしられながらも、私は「真空管の音を生かせるなら、真空管全盛時代にはなかったデバイスや技術をどんどん取り入れればいいじゃん!」という主義なのです。 そうそう、真空管をいたわりたいのでB電源のコントロールのために今回ついにマイコン搭載に踏み切りました。 今日は最終試作品を垣間見せちゃいましょう。(試作品につき、製品とは若干異なる部分もありますのでご了承下さい) 従来のTU-872/873系よりもだいぶ組み立てしやすくしたつもり(?)なのでご期待下さいまし。
↓ TU-LABはお手持ちのKT88などと差し替えるだけで三結の音を楽しむことも可能なので、こんな遊びも! 手前(Lch)はEL34(6CA7)、奥(Rch)はKT88。
私、82歳ずいぶん昔になりますが真空管2A3の3極管での音楽によいしれたものですが、近頃また真空管が見直されてきたのでしょうか?トランジスターからより歪みの少ないFETのアンプの出現でそちらの方に意識が移っていますが、最近の真空管音を聞いてみたいですね。
改造可能をうたい文句にするならば、最低限電源トランスと、出力トランスの仕様を明らかにしなければ、評価の使用がありません。標準で組み立てた場合の回路図(参考用)として添付してください。 またシャーシの簡単な寸法図もあるとありがたいのですが。
従来のTUと同様、トランスの仕様を含めて回路図は組立説明書に記載しております。シャーシの図面については、OPTを替える場合でもシャーシそのものを加工する必要はありませんので、記載しておりません。