こんにちは、開発部のフヂです。
まもなくGWですが、九州周辺の方は「有田陶器市」に足を運ばれる方も多いかも知れませんね。
ところで、イーケイジャパンの応接室には歴代のエレキット真空管アンプや試作品が展示してあるのですが、その中に一風変わった、 ”木星”模様の球形ボックスに”木製”(ウッドコーン)スピーカーが付いたものが鎮座しています。指ではじいてみるとやたらに硬い素材です。そう、実は「焼きもの」のスピーカーボックスで、昨年の有田陶器市で見付けた掘り出し物なのです。背面にちゃんとしたダクトが付いているバスレフ形です。
このボックスの製造元は有田の老舗「ヤマトク」さんで、伝統的なものだけでなく、新しい有田焼の開発研究にも積極的に取り組んでおられる窯元です。ショールームの2Fには、伝統的な有田焼と一緒に、伝統的な絵柄の磁器製のスピーカーが置いてあります。相当良い音で館内BGMを流していますよ。残念ながら売り物ではないとのことで、値札はついていません。
イーケイジャパンに来ているものは陶器製で、どうやらヤマトクさんの試行錯誤中の試作品がアウトレットとして、沿道の店で格安で売られていたようです。今年もどこかの店に出るかも知れませんので、陶器市に付き合わされるお父さんがた(笑)は探してみてはいかがでしょうか。
ところでヤマトクさんは、有田のメインストリートから少しだけ横に入ったところで見落としがちなのですが、世界最大の磁器製雛人形たちも多数展示してあり、陶器市では必見です。人形のような複雑な形状で大きなものは、非常に高度な温度管理をしないと焼いているときに割れるそうで、なかなか作れるところはないらしいです。
ヤマトクさんのHP と スピーカーの紹介記事↓