こんにちは。開発「m」です。
3月15日に、赤外線ボールセンサーモジュール(MR-9162)が発売されました。
RoboCupJuniorで使用されている、赤外線発光ボール(RCJ-05)のパルス光を発見するためのセンサーです。
赤外線パルスを検出するには、自作以外に、リモコン受信用の素子を使う方法があるのですが、ボールが遠い場所にあると、素子に入っているAGC回路(自動利得調整回路)のために、外光などのノイズに極端に弱くなったり、逆にボールがあまりに近すぎると飽和して反応しなくなったりと、ロボットに搭載してボールを見つけるには使い勝手のよいものがありませんでした。
そんなある日、開発「フジ」さんが「良さげなセンサーば見つけたとよ。」と。
早速実験してみると、とても具合がよいのです。調整を一切しなくても、かなりの近さから3m程度離れていても検出OK。こんなに感度がよいとモーターの発生するノイズの影響を受けてグズグズになってしまうことが多いのですが、このセンサーは頑張ります。外光の影響はどうかというと、なんと西日が当たる屋外という過酷な条件でもクリア!
ボールを素早く見つけるために、最初からセンサーを2個搭載してはどうか? KIROBOのお腹(?)に取り付けたらよいのでは?などと、相談しながら進めて、製品化できました。
RoboCupJuniorの大会で、この製品を見かけるようになれば嬉しいなと思っています。