4月末に発売!ビットさん
もうプレスリリースはご覧になったでしょうか?
エレキットの新製品、ビットさんを4月末に発売します!
今回は発売に先駆けて、ビットさんのプログラミング機構について触れてみます。
アンプラグド
ビットさんは「アンプラグド」なプログラミングロボットです。
アンプラグドプログラミングとは…パソコンを使わないプログラミングを指します。
ちなみにアンプラグドだけなら”電気を使わない”という意味になり、例えば音楽の世界ではアコースティックギターや生歌、アカペラ等を指すようです。
では、どうやってロボットをプログラミングするのか
ビットさんは「前進」「右ターン」「左ターン」「後退」の基本動作と、ボールをシュートしたり、モノを持ち上げたりする様々な「アクション」が可能です。それらの動作を『ビット』でコントロールします。
ビットさんの基本動作4つとアクション、合計5種類の動きを、3つのビットで制御します。
- 「ターン」ビット…ビットさんを左右にターンさせるためのビット。45°用と90°用があります
- 「後退」ビット…ビットさんを後退させるためのビット
- 「アクション」ビット…ビットさんにいろいろな動きをさせるためのビット
これらのビットを黄色い「プログラミングホイール」に取り付けていくことで、ビットさんの動きをプログラミングしていきます。
ビットによる機構へのアプローチ
左右への回転
ビットさんのタイヤ付近を映します。
中央付近にある黒いパーツが、回転を制御するための部品です。
指で押してみると、この部品が動いて床に押しつけられます。
先端のオレンジ色の部品はゴムなので、これでブレーキがかかるわけです。
では、プログラミングホイールをつけてみましょう!
ターンビットにより、ゴム部品が押しつけられているのが分かると思います。
この機構を使うことで、片側の車輪が止まり、もう片方の車輪だけが回転、ターンすることが出来ます。
前進と後退
他の動きも同様に、このビットが当たる事で動きを制御しています。
前進と後退の切り替えはこんな感じです。
アクション
ビットさんは部品を組み替えることで、フォークリフト、キャッチ、サッカー、お絵かき、シュートの5つのアクションを行うことができます。
このアクションも、専用のビットを使って制御しています。
アクション用のビットも機構にかみあうように作られています。
プログラミングホイールに取り付けるビットの種類や位置を工夫して、荷物を持ち上げてスタートからゴールに運ぶというような、自分が考えた動作をプログラムすることができます。うまくプログラムできなくても、ビットの取り付け方を変えてみて繰り返し考えることで、試行錯誤しながら課題を解決する力といった「プログラミング的思考」を身につけることができます。
ビットさんはパソコンを使わない、アンプラグドなプログラミングロボットということが分かっていただけましたか?
まるでからくり人形のようなアナログ機構で動く仕組みは、作るときにまず楽しく、遊ぶときにも楽しいはずです。
今回紹介していないギアボックスの仕組みも、作りながら『なるほど~』と思うはず!
ぜひチャレンジしてみてくださいね。