まいど、開発部のフヂです。
先日、中国の重慶への急な出張があり、行って参りました。
福岡空港からだと経由地の上海まではすぐ着くのですが、その先、重慶までのほうが遠い・・・上海から長江(揚子江)を約2400kmも遡った所で、飛行距離でも約1500kmもあります。
重慶は、学校で重工業地帯と習ったので工場ばかりかと思いきや、着いてビックリ!中心街は40、50階建ての高層ビルが高密度で立ち並ぶ超大都会で、そこから車で30~40分くらいの範囲はどの方向に行っても30階建て以上のマンションが立ち並んでいて、モノレールも走っています。
重慶の天気はいつもどんより+霞んでいます。中国で最も日照時間が短い都市で、すっきり晴れることは年に4~5回しかないとか。
でも夜景はとてもきれいです。壁一面にLEDを配したビルが多いのですが、省電力のためライトアップ は22時に一斉に消灯されます。
坂だらけの町で「山城」の異名があり、中国では珍しく自転車がほとんどいません。走っている車は営業車以外は大半が高級車、地元の人たちが持ち歩いているデジカメは高そうなレンズを付けた一眼レフが多く、市民は豊かな印象です。
街のあちこちにパラソル交番があって治安も良く、小型のパトカーやゴミ収集車などの公用車は電気自動車でした。
重慶市は今は国の直轄市ですが、かつては四川省に属していたので、食べ物は何でも辛いです。唐辛子の「辣」(ら=辛い)と、舌が痺れる種類の山椒の「麻」(ま=麻痺)が特徴なのだそうで、大半の料理に大量に入っています。代表的な四川料理である麻婆豆腐、担々麺(本来は汁なし)、回鍋肉(ホイコーロー)など日本ではふつう「辣」だけですが、本場の味はかなり違います。
小学校で給食をごちそうになったのですが、そのときの3種類のおかずもすべて「麻辣」でした。赤ちゃんの時から離乳食に少しずつ唐辛子や山椒を入れて慣れさせるのだそうです。
重慶名物「火鍋」(フォグォ)は真っ赤なスープで煮て食べる鍋物で、具は野菜・肉・魚介類はもちろん、「豚の脳」なんてのも出てきて、ちょうど白子のような食感。
さて本題ですが、重慶ハイテク展(高度技術展)というイベントに出展してELEKITのロボットキットをアピールしてきました。幕張やビッグサイトほどの巨大な規模ではありませんが、ここでもカルチャーショックを受けました。ハイテクの応用先として軍事も大きなウェイトを占めていて、場内は軍人さんや警察関係の人もたくさん。軍や「中国兵器工業集団」という企業グループがかなり大きなブースを出していて、軍用技術の応用品や軍用車の展示も。そしてモーターショーさながら、きれいなおねいさんたちが軍用車に乗ったり軍用バイクにまたがってアピールし、大撮影会状態になっていました。また、われわれ一般人にもそれらのカタログをくれるのでした。
そんな中なのでELEKITは異色中の異色でしたが、老若男女、軍人さんたちまで興味津々でいつも人垣ができたのと、科学教育にも良いということが認められたらしく、「優秀産品賞」をいただきました! 多謝!
「優秀産品賞」おめでとうございます。素晴らしいですね!
エレキットブース、すごく人気ありましたものねー。
軍人さんたちも、遊びたいけど・・・立場的に・・・みたいな感じで見てた
のが面白かったです。
早速のごアクセス、謝謝でございます。
現地ではデモのお手伝いありがとうございました!
大足石刻にも触れたかったですが、長くなるので割愛しました。