みなさん、こんにちは。
昨年末に、飯塚市の小学校でPIECEを使った授業を実施しました。12/13に片島小学校、12/20に飯塚小学校で、どちらも2年生への授業です。飯塚片島まちづくり協議会の皆様、九工大情報教育支援士の皆様にも手伝って頂き、ワイワイガヤガヤの楽しい授業を実施することができました。
PIECEの授業では、まず動かして使い方に慣れてもらうために、ボタンを押すと光る装置、暗くなると光る装置、暗くなると喋る装置などの簡単な課題でモジュールの組み合わせ方の練習をしてもらいます。慣れてきたらレベルアップした実際の身の回りの困りごとを解決する課題にチャレンジしてもらう、という流れです。
ところで、PIECEには「AND(かつ)」や「OR(または)」のモジュールを用意しています。でも、練習課題にはANDやORモジュールを練習する課題は用意してません。これらを使うためには2つの入力を使う必要があるので、ちょっと複雑で難しいのではないかと思って、あえて説明していないのですが、子供たちは自分で考えて試行錯誤しながらいつのまにか、
【暗いときで、かつ、音がしたときだけ「こんばんは」と言わせる装置】
【ボタンを押しても、または暗くなってもどちらでも自動でライトが点灯する装置】
といった、ANDやORを使った装置を作れるようになっています。
授業の最後の方では、私が気になった装置をピックアップしてクラスのみんなに紹介します。「次は僕の自信作を紹介してほしい!」と、熱い視線で見つめてくる子もいますし、その紹介した友達のアイデアをすぐに取り込んで自分の装置を改善している子もいます。
ANDやORをすぐに使いこなす子供たちの頭の柔軟性、友達の良いところを見つけて取り入れようとする対応力ってすごいなあと思います。用意した課題に挑戦してもらうだけでなく、他人の装置や考え方に触れる時間を設けても、また違った面白い授業になるかもしれません。私ももっと柔軟に授業の方法を変化させていかなければ…と感じた今回の授業でした。