みなさん、こんにちは!
急に暑くなり、黄砂が飛来し始めた春休み真っ只中、3/28(木)~3/30(土)の3日間、宗像ユリックスで実施されている「にっこり文化講座」の中で、エレキットのSTEAM教育体験講座を実施させていただきました。今回はこの3日間で7講座を行い、計90名の子供たちが参加してくれました!
今回の講座では、ジャイロスターや燃料電池カー、スペースロボなどを組み立てて、ジャイロ効果の不思議や燃料電池・太陽電池でメカが動く仕組みを体験してもらいました。その中からジャイロスターの講座の模様をお伝えしたいと思います。
ジャイロスターを作り上げるには、たくさんのプラスチック部品、たくさんのねじを使います。工作時間はおよそ3時間です。
まずは先生から工作の一番の大事なポイントになる、道具の使い方の説明から始めます。
プラスチック部品を切り取るニッパーの握り方とバリがでないような切り方を説明。それから、ドライバーの正しい使い方も説明します。ドライバーはたんに回すだけでなく「押しながら手首を使って回す」といったことも説明して作業に取り掛かってもらいます。最初は戸惑いながら切ったり、回したりしていた子供たちもだんだん慣れて、みるみる上達していくのが分かります。
3時間の長丁場なので、途中で休憩の時間を設けているのですが、みなさん熱中して休憩時間も一所懸命工作を進めます。おかげで?予定したよりも早く完成です。完成したらすぐにコースで動かしたくなりますが、ちょっと待ってもらって先生から「ジャイロ効果」についての説明の時間です。
まずはスイッチをOFFのままでジャイロスターを手に持っていろんな方向に向けてみる。次にスイッチをONにしてジャイロスターをいろんな方向に向けてみてもらいます。その時の手に伝わるジャイロ効果の感触に参加者から驚きの声が上がります。
ジャイロ効果が姿勢をそのまま保とうとする効果であることを体験してもらったら、講座用に特別に用意した特大コースの上でジャイロスターを走らせます。
子供たちの顔が一番輝く瞬間です。
コースを進む自分のロボットに、子供たちもついて走り回ります。
ロボットを傾けた状態で雑にコースに載せるとロボットはコースから落ちてしまうのですが、すぐに、「載せるときは静かに傾けないようにするといいんだ」「スイッチをONにしてすぐだと(ジャイロ効果が十分発生しないので)安定しないんだ」と自ら発見して調子よく走る状態を見つけだして遊び始めます。
今回の試行錯誤と成功体験のスケールは小さいかもしれませんが、みんなの未来の糧になればいいなと思います。