電子工作日記

[へっぽこ電子工作日記] メロディー時計にボリュームをつける

番外編(Mac (プラスDarwine)でMelody IC Factoryを動かしてみる)から「メロディー作成編」へ行く予定でしたが、急遽、予定変更です。というのもウチのカミさんから「メロディー時計のアラームがうるさい」という冷ややかなクレームがきまして(目覚まし時計代わりに使うんだから、うるさくてちょうどいいだろう!という意見はさておき)、そう言われてみると自分でも「音量を調整する機能があったらいいなぁ」と思い、開発者であるMさんに相談してみました。

開発Mさん

注意!ここからの内容は株式会社イーケイジャパンが保障する内容ではありません。もし、お試しになる場合は自己責任でお願いいたします。また、お試しいただいたことによって発生した損害や不利益に関して、株式会社イーケイジャパンは一切、責任を持ちませんので、あらかじめご了承ください。

ボリューム代わりに半固定抵抗

初心者の私でもできそうな方法を考えてもらい、出てきた回答は「半固定抵抗」をボリューム代わりにつけるというものでした。組立説明書の回路図を見るとよくわかるのですが、メロディー時計はR5(100Ω)(※組立説明書参照)の抵抗が音量の決め手となっているそうです。このR5の抵抗を100Ωより大きな値の抵抗にすれば、音量は小さくなると…。ふーむ、なるほど。

回路図

R5抵抗

で、現在の状態を最大音量として、調整しながら小さくするにはR5の抵抗に続けて半固定抵抗を付ければ良いということで、早速、買いに行きました。福岡ではこういった電子パーツはカホパーツセンター波夢人くらいでしか売っていないということで、今回は波夢人E-TEK博多店に行ってきました。やはりと言うべきでしょうか?完全にノープランでお店に行った私はそこで何を買ったらいいのか、迷うことになりました。利用しても大丈夫な抵抗値を聞いていないという、サザエさん並のあわてんぼさんぶり…。半固定抵抗といっても数値も形もいろいろあるんですね。ふーむ、どうしたものか…。ということでお店からMさんに電話して再度、相談。抵抗の数値に関しては「10KΩ~50KΩならばOK」というアドバイスをもらったのですが、まだまだ、どれを買おうか迷わされます。見栄えも操作性も大事ですからね。結局、購入したのが以下の写真の分です。

購入した半固定抵抗他

30KΩの半固定抵抗(100円)と「ぶら下げてでもくっつけりゃあいいやということでビニール線(耐熱って書いてありました。)」と何かの役に立つかもと思って基板も思わず買ってしまいました(※しかし今回は使わず)。

どこにどう取り付けよう?

さて、ノープランで購入したため、実際にどう取り付ければいいか悩みました。裏の基板を見る限り、R5の抵抗の周りは結構、配線が張り巡らされていて半固定抵抗を付ける余地があまりありません。メロディー時計の前面の見てくれは崩したくないですしね。しかし、操作性の面でもすぐ触ることができるドームの外側におきたいので、やはりR5の抵抗のあたりにつけるしかないと決めたのでした。

メロディー時計の裏面

へっぽこなりに考えたプランとしてはR5の抵抗をはずして、穴をあけて前面から半固定抵抗をつけ、裏面でR5の抵抗と半固定抵抗をつなげるといった感じです。配線・端子がない部分はビニールコードで配線します。言葉で説明するのは難しいですが、回路図的には下図のような感じになりますかね?(あってる?)R5抵抗の後ろにつけたかったのですが、取り付ける位置の都合でR5抵抗の前になってしまいました。

半固定抵抗を加えた回路図

いざ取り付け!

まず、ドームをとりはずし、R5の抵抗を取り外します。当然、はんだ吸い取り線の出番ですね。それから半固定抵抗の足にあわせて、穴を2カ所(DE)あけます。キリがあれば良かったのですが、まあ、なんとかあけることができました。

穴をあけたところ

取り付けプラン

※文中のA~Eは上図を参照。半固定抵抗は足が3つありますが、センターにある足と残り2つの足のうちのどちらかを接続すればいいというアドバイスをもらいました。なので、Eの穴に入る足は使いません。そして、Dの穴は元々配線があったところにあけてあるのですが、ACはしっかり断線させておきます。基板の裏の表面をはんだでとかすと銅の配線が見えてきたので、ピンセットで折り曲げたりして少し取ってしまいました。

Aには半固定抵抗の足とR5の抵抗をはんだ付けし、BにはR5の抵抗のもう一方の足を、そしてD(半固定抵抗のもう一つの足)とCはビニールコードで配線しはんだ付けします。熱で表面がとけて汚くなった基板が物語っているのですが、R5の抵抗の足の長さの調節とか、端子のないDの穴の半固定抵抗の足とビニールコードをはんだ付けがなかなかうまくいかなくて、何度かはんだ付けをやり直しました。しかも、何度も続けてはんだをやり直したりしていると、端子の部分もめくれてきますね。これはまずい…。画像を綺麗に加工したくなりましたが、そのままの画像を晒しておきます。

取り付け完了

とりあえず完成

裏面のはんだ付けの後は気にしないことにして、ちゃんと機能するか確かめてみます。おお!ちゃんとボリュームとして機能しました。とりあえず、裏面はさておき前面の見てくれは崩さずに、音量の調整を行えるようにするという当初の目的は達成です!

完成

たいした改造ではないのですが、オリジナルの一工夫ということで、なかなか満足しています。もし、もっといい方法があったら教えてください~!次回こそ「メロディー作成編」へ続く?かも?だったらいいなぁ…。

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