ついに夏休みのシーズンがやってきました!
エレキットといえば夏休みということで、夏の間はほぼ毎日ロボット工作教室・ワークショップを開催しております。
さて、夏休み最初のワークショップは福岡市の福岡雙葉高校で「Arduino集中講座」を実施してきました。
福岡雙葉高校のみなさん、こんにちは~
「Arduino(アルドュイーノ)」とは、電子工作やプログラミングなどの専門知識がない初心者でも簡単に扱えるマイコンボードのことです。
これを扱えれば電子工作もロボットも自由自在です。
Arduino(アルドュイーノ)
さて、今回の「Arduino集中講座」ではその名のとおりArduinoを使うわけですが、ただ単にプログラミング教室をするというものではありません。
趣旨としては「身の周りの”入力と出力”を考える」というのをテーマに掲げ、課題解決能力やプログラミング的思考の向上を目指してワークショップを行いました。
「体重が減らない」を例に課題解決を語る当社代表
世の中に溢れている電子機器はほぼ全てが”入力と出力”で構成されており、例えば駅の自動改札機ならカードリーダーが「入力」で扉の開閉が「出力」、火災報知器なら炎や煙の検出が「入力」で大きな音を出すベルが「出力」となっています。
当たり前のようにある機器もこのようにして入力と出力を考えることでどのような仕組みで動いているのかを紐解くことができます。
“入力と出力”を語る当社社員
今回はArduinoにELEKIT製センサー活用入門[SU-1203]を使い、プログラミングはELEKITで開発したばかりのGUIプログラミングソフトを使用して最初はLチカ(LEDをON/OFFさせる最も基本的なプログラム)を練習し、プログラミングの基礎を学びました。
また、センサーを使ったプログラムも動かしながら入力(センサー)がどうなったら出力(LED)が変わるかを観察しながら講義の内容を深めていきました。
生徒のみなさんは積極的に質問していました。素晴らしい。
プログラムの動きをよく観察しています
今回の講座の最後には「学校生活の”困った”を解決しよう」をテーマにアイデアソンも行いました。
二人一組で10分間アイデアを出し合い、最後にみんなの前で発表していただきました。
テーマ:学校生活の”困った”を解決しよう
生徒のみなさんにアイデアを発表してもらうと、どれもいいアイデアばかり。
着眼点もその解決法もしっかりしており、何より全員自信を持ってプレゼンしているのが素晴らしかったです。
社会人では思いつかないようなアイデアがいっぱい出てきて大変良い刺激になりました。
今回の講座を行った会場は福岡雙葉高校内にある”SGHラボ”という場所なのですが、ここの生徒の皆さんはファブラボ太宰府でも研修を受けており、デジタルミシンやカッティングマシンなどのファブ機材を使って下の写真のようなステッカーなどを作ったそうです。
講座の会場となった福岡雙葉高校”SGHラボ”
生徒の皆さんには今回の講座を通して学んでいただいたことを活かして、改札機や火災報知器を見たら「あっ、入力と出力!」と思い出していただき、ものづくりが好きな方にはぜひ作品製作などにチャレンジしていただければうれしいです。