レポート 工作Tips 製品レビュー 開発よもやま話

2024年 春の新製品紹介

みなさん、こんにちは。

だんだんと暖かくなってきましたね。暖かくなると工作したくなりませんか?(笑)
エレキットでは5月に新しい商品を発売します。
今回はそのご紹介をさせていただきます!

 

【サイボーグブラスター MR-9130】

まず、1つ目は大人気商品「サイボーグハンド」と同様に、手に装着するタイプのキット「サイボーグブラスター」です。
サイボーグブラスターの最大の特徴は水を発射すること!トリガーを引くことで、タンク内の水を勢いよく発射することができるウォーターガンです。
また、5通りに変形することもできる、ワクワク心をくすぐるアイテムなのです。

サイボーグハンド(MR-9112)と同じように、右手にも左手にも装着可能です。
なので、右手にサイボーグブラスター、左手にサイボーグハンドなんて装着もできます。

さらに、グリップ部分は開閉ができるので、あまり重くないものならつかんで持ち上げることもできるよ!
今年の夏はこのサイボーグブラスターで工作&水遊びで楽しもう!!

 

【にょろっとアーム MR-9131】

2つ目はニシキアナゴをモチーフにしたロボットアーム「にょろっとアーム」です。
ロボットアームと言えばいくつかの関節があって、その関節ごとに取り付けられいるモーターなどで動くものがほとんどでした。
そのため、動きは直線的で、いかにも「ロボットが動いている」って感じでした。

しかし、このにょろっとアームは「ワイヤー」を使って動きを制御するロボットアームです。
ワイヤーを使うことで、生き物のようにクネクネ・にょろにょろと動かすことができるので「にょろっとアーム」という名前になりました。

   

アームは左右2つのジョイスティックを使って、自在に動かすことができます。
操作に慣れると、これまでのロボットアームではできなかった障害物の陰にあるものをつかむなんてこともできるようになるかも。
ニシキアナゴのヘッドは口をパクパクすることができ、グリップは3つのツメを開閉できます。
どちらも先端を回転させることもできるのです。また、操作するゲームなどで使用できる「エビ」もついてくるよ!

名前も形もかわいいにょろっとアームですが、あなどることなかれ!部品点数はシリーズ最多クラスの270点越え!
作りごたえバツグンです。これまでのロボット工作では満足できなかったキミ!ぜひチャレンジしてください。
きっと満足できるはずです!

 

【メロディークロック2 TK-745】

最後は、はんだ付けキットの新商品「メロディークロック2」です。
セットした時間になるとメロディーが鳴り、リズムに合わせてLEDが点滅する、文字盤に電子部品を配置した工作キットです。3種類のメロディーと2種類のアラーム音から選んで鳴らすことができます。

 

[開発よもやま話]

メロディークロック2の詳しい仕様は製品ページにゆずり、今回は製品ができ上がるまでのちょっと物語です。
この時計を開発するキッカケは前機種でチラホラ聞こえていた要望からです。

(↑ 前機種)
「部品が多すぎるので工作時間が掛かる。」「パソコンから書き換える手間を掛けずに、手軽にメロディーを変えて楽しみたい。」「見た目がおとなしい。さびしい。」といった要望です。そこで新しい時計の開発に着手しました。

まずは仕様を考えます。部品点数が多くなりすぎないようにして、パソコンからのプログラミング機能を無くして、でもメロディーは何曲か選べるようにして・・・などなどを決めて回路を作ります。それから製品の見た目に直結する基板外形を考えます。まずはCADを使ってイメージを描いて、みんなの反応を。

猫の形が好評だったのですが、社内の意見よりブザーの位置を変えたり、基板の色についても後で自由に絵を書けるように白にしたり。。。また、この段階で基板の製造に無理がないか確認して修正したりもします。あまり細い部分や複雑な形状をつくると、製造中に折れや割れが多発して、大変なことになります。

そんなことをしつつ次の段階の試作です。
ブザーの位置、サイズ感、スイッチ操作が問題なくできそうか、組み立てが難しくなりすぎないか等々。。。
確認しながらCADを使って設計し実際に動く基板を試作した結果、こうなりました↓

(基板試作ver1 )
再び社内で意見を聞いてみると、クロックムーブメントを取りつけるねじの位置への不満が多数。目のように見えるねじの位置が段違いになっていて気持ち悪い。とのこと・・・なるほど。
クロックムーブメントを斜めに取り付けることになりますが、ねじの高さを揃えることを優先した試作基板ver2をつくります。

こんどは目の違和感はなくなったようです。よかった。。。
製品の姿かたちの目途がついたら、ここからは社内外の方々と一緒になって発売に向かって進みます。部品の手配、製品の箱、製品チラシやWEBサイト、その他もろもろを作って、無事に発売の準備が整いました。

白色の基板であることを利用して、基板にお絵かきしたり、シールを貼ったりして楽しむこともできます。早速工作例を作ってみました。こんな感じになりました。

このメロディークロック2を少しでも多くの人が作って楽しんでくれたらいいにゃ~と思います(笑)

 

 

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